熟睡
波のほとんど立たない
しずやかな 湖面の空間
それらは、水のようにみえる
明るくもなく、暗くもなく
岸から水中に入るとき
闇の中に入っていったのに
洋服も肌も濡れていない
中は、細かい泡が一瞬にして
波紋を広げてゆくように
温もりの明るさへと感覚は変わってゆく
それは
克て
新しい世界へ行くときに
必ず通る
静 の 場所
ビジョンと、体感も
あのときと同じ
なのだけれど
細かい、微炭酸は
初めての感覚だったな
赤羽根
白羽根
蒼羽根
緑羽根
紫羽根
黒羽根
虹羽根
透羽根
どれも あるけれども
手元にはない
大切な皆との 約束
だったのかも知れないな
と、ホームを歩きながら
浮かんだ感覚でした。
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